剱岳 点の記

遅ればせながら「剱岳 点の記」を観てきました。

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ストーリーや映画のつくり自体に対して賛否両論があるそうですが、カジタニ的にはストーリーや作品自体にどうこうよりは、ただ正直に「地図を作る事の大変さ」や「明治時代の山登りの大変さ」が深く印象に残りました。

当たり前のように利用している国土地理院の白地図。
そこに記されている三角点や標準点の高度は、測量士さんが実際に登ってやぐら建てたり、測量した証。
ましては世の中にない地図をつくるために、地図がない山を登る。
登山道もなければ、案内標識もない。
そして重くてかさばる測量機材を担ぎ上げて、測量。

100年前の登山道具が映像化。
よれよれのテントやちょろちょろの炎しか出ない、でっかなコンロ・・・
おっきな荷物に、雨も寒さも完全には凌げなさそうな服装・・・
テントやらガスコンロやら軽薄短小化が進んだ現在の登山用品を使うことができる自分たちはなんて恵まれているのだろうかと。しかも地図もあれば、GPSもある。
でも逆に考えれば、これだけ道具が進歩したのだから、かつて軍隊が面子にかけて初登争いをした剱岳に、中高年登山客が登れてしまうのだろう。

剱岳は2年前に登っているので、所々デジャブな景色が出てきたり、出てこなかったり。
山頂直下の南壁で岩登りのシーンがありました。
100年前ですから、岩角で簡単に切れるロープを身体にブーリン結びで結び付けて、わらじを履いて登りだします。
まぁわらじならフリクションは抜群でしょうけど、でも嫌だ・・・
しかも中間支点はありません。もちろん確保器というものもありません。
フリーソロに近いですね。ロープが垂れ下がっているだけ精神的に少しはマシかもしれないけど、金もらってもやりたくないですな、あんなロケーションのところでフリーソロなんて・・・
昔の人って本当にすごいですね。

測量士は登ってからが仕事。
登ることだけが目的である僕らのやっていることは所詮は遊び・・・



・・・とはいえ、遊びと言えども真剣だけどね!

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