はじめての鳳来 上臈岩(女郎岩)

スポートの岩場の鳳来に、クラックなんてありませんよね?
そもそもの発端が冗談交じりのこの質問。

たまたま質問した相手のめぐり合わせなのだろうか?

「上臈岩(女郎岩)」

のアンサーと、色々情報をいただいた。(ありがとうございます)

上臈岩は確かに百岩場のトポ図に名前は載っているが、ルートは掲載されていない。
最近では沢屋さんの成瀬氏を中心に登られているようです。

上臈岩の情報(ruの日記)

早速、Right&Fastのメンバーにクラック探検ツアーの呼びかけ。
さすが山屋の集団だけあって、あれよあれよとRight&Fastから5名とRight&Fast会員の会友の2名からなる総勢7名の探検隊結成。

ゆきおとこさん、IHさん、703さん、犬歯くん、カジタニ (Right&Fast)
DIさん、ODさん (ゆきおとこさんの地元富山のお友達)

朝6時に小滝橋下駐車場にて富山組と落ち合い、鳳来湖キャンプ場に前泊しているゆきおとこさんをピックアップして、鳳来湖の末端からアプローチ開始。

鳳来湖の対岸に移り、湖面に水平につけられた作業道を小一時間歩く。
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作業道のアップダウンは鬼石のアプローチほどは起伏はないものの、道は荒れている。
また所々足場が悪いところがあるので、ハイキング気分では歩けないので要注意。

二つ目の石の階段に到達したところで、作業道から鳳来湖を背にして藪の中を直登開始。
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赤いテープがつけられているので、それを目安にどんどん直登。
流石は藪漕ぎ隊長IHさん、どんどん高度を稼ぎます。
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途中ボルダーにもってこいの大きな岩に、驚きと全くの手がかりのなさに落胆が入り混じります。
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藪を漕ぐこと20分、ついに上臈岩の基部に!
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でっかいなぁ~

今見上げている部分にはクラックはなく、全くの手がかりがないつるっとした岩。クラックがあるのはここから左側にトラバースしていきます。
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クラックがある上臈岩の左側。

途中いくつもの洞窟や自然の造形物に歓喜の声を上げながら上臈岩を物色。
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クラック広場の基部に荷物を降ろして、富山チームと岐阜チームに分かれて登攀開始。
富山チームは大凹角ルートへ、岐阜チームはさらに上臈岩を左に回りこんで西壁のルートへ。
西壁までのアプローチが思った以上に長かった。
それだけ上臈岩が大きい証拠でもある。

「マタニティ・チムニー」を2パーティに分けて登ることにする。
3ピッチ(5.9 , 5.7 , 5.8)からなり、上臈岩の頂上に抜けるマルチピッチ。
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1ピッチ目を登るカジタニ。 見た感じは雰囲気がよさそうですが、上部の乗越が被っています。
カジタニのサイズではやや大き目のハンドでバチ効きですが、手の小さな女性の方は苦労するサイズかな。
(703さんもちょっと苦労してましたが、レイバックムーブでねじ伏せてました。流石です。)

2ピッチ目の出だしでは人生初の6キャメでプロテクション。
「ベルジュエール」でもなく「アームロック効きますか」でもなく「プルトニウム」でもなく、初の6キャメはワイドと無縁そうな鳳来の岩場でした。

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3ピッチ目のチムニーでおどける犬歯くん

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木登り?なIHさん

上臈岩のコメントとして、
・凝灰岩のジャムは手に優しい
・ボコボコ形状の凝灰岩なので、スタンスがクラック以外からも結構拾える
・そこそこフリクションが効く
・結構もろい。スタンスが欠けたり、ジャミングしているところから細かくぱらぱらとこぼれることがある。
・あまり登られていないので、浮石が結構あるので落石注意。
・雰囲気や内容はワイルドなルートなので、数字に表れない手ごたえを感じた。まるで本チャンのよう。
・湯川や瑞浪のフリーの岩場のノリで来てはいけない。
とまぁ、思ったところです。

3ピッチ目のチムニー内にある、「胎動クラック」を登り忘れて、一堂一目散に懸垂で降りてしまう。
取付に戻ると、大凹角ルートから戻ってきた富山チームと合流。

懸垂ポイントの隣にある「生命誕生」にトライ。
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「生命誕生」を登る犬歯くん

事前情報では5.10-のフィンガー。
これを鵜呑みにして、クラックを見ずにギアの選択。
そもそもこれが誤り。
トライしてみたら、フィンガーどころかカジタニのサイズ的にはシンハンド!!
最初のハングを越えたところで、弾切れ確定もうテンション。
結局2テンかましてヘロヘロでトップアウト・・・ orz

クラックの形状は中が空洞になっていたり、オフセットしていたり結構複雑。
フットジャムはあまりできなかったような気がした。
スタンスは結構拾えるが、いつ欠けるのかが不安で怖かった。
微妙なシンハンドとボロボロのスタンスでレイバック気味に上体を起こすムーブは、5.10-ではないと正直思いました。
内容は散々でしたが、勉強になった一本でした。

15時半を回ったところで撤収開始。取付にアプローチシューズを忘れたりといろいろ焦る。(汗)
そういえば飲まず食わずで登っていたので、急いでおにぎりや大福をかき込む。

作業道を歩き始めたのが17時。
真っ暗になり18時を回ったところで駐車ポイントに帰還。
ヘッデンの電池がなくなりかけたり、途中で二回も左ももがつったりして、皆さんにご迷惑をおかけしました。
「生命誕生」のトライで精魂持ってかれたのかな・・・
この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。

帰りに定食屋でみんなでご飯を食べて解散。
クラック冥利に尽きる、とても充実した一日でした。
富山組の皆さんも遠路はるばるお疲れ様でした。

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この記事へのコメント

SunnyK
2009年11月10日 16:32
お久しぶりです。
スポートクライミングで有名な鳳来にこんな場所があるんですね。アプローチも岩自身も、とてもワイルドで本ちゃんそのもの。
トポの情報とかあるんですか?
犬歯
2009年11月10日 20:52
隊長お疲れ様です。
先日はお世話になりました。
おかげ様でとても楽しい一日が過ごせました。
やり残してきたことが多いのでまた機会をみつけて行きましょう。
大福ごちそうさまでした。
カジタニ
2009年11月10日 22:49
>SunnyKさん
ご無沙汰です。
上臈岩は正式に発表されていないと思われますので、トポは公には出回っていないと思われます。

>犬歯くん
こちらこそ、お世話になりました。
上臈岩のキャパの大きさでは、日帰りではとても足りないね!

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